【雑草対策】 BOSOシステム
BOSOシステムは『BOSOマット』と『BOSOキャップ』によって、雑草の発生を抑制しながら、『グランドカバープランツ』による緑の景観を形成する除草軽減緑化工法です。維持管理に相当の労力を要している畦畔管理においても、植物による自然な景観を維持しながら、管理作業の軽減を図る雑草対策工法です。
用途 | ・緑化による景観形成 ・除草等の維持管理の省力化 ・畦畔管理 |
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適用地質 | ・雑草対策 ・道路中央分離帯、盛土法面 ・農地法面 ・公園内の植栽部 等 |
カタログ | |
施工事例 | https://www.nisshin-sangyo.com/wp-content/uploads/b04d66b1f36decf70a0cb1eeee7bbdee.pdf |
特長
グランドカバープランツによる緑の景観を維持します。
グランドカバープランツは、地面を低く密に覆う植物の総称であり、公園や庭園をはじめ、様々な空間の景観形成に利用されています。このため、道路や農地などの平地・法面においても、グランドカバープランツを導入することで、美しい自然性豊かな景観を創出することが期待できます。
グランドカバープランツは景観形成効果の他、雑草の発生を抑制する効果や、法面における表土の崩壊防止効果が期待できます。
2重の防草効果により、 雑草の発生を大幅に抑制します。
防草効果1:BOSOマットが雑草の発生を面的に抑制します。
防草効果2:BOSOキャップが隙間からの雑草発生を抑制します。
雑草作業の軽減とトータルコストの軽減が図れます。
大幅な雑草抑制効果により、刈払いや集積作業等の維持管理労力を軽減できます。
維持管理に係る費用が軽減できます。
システム化により施工性と施工精度が向上します。
BOSOマットには、あらかじめ植栽穴が設けられているため、現場における位置出しや切れ込み作業の労力を削減できます。
注):BOSOシステムを施工しても、飛来雑草の定着が発生します。良好な景観を維持するためには年1~2回の除草作業を行って下さい。
標準仕様
製品仕様
◯BOSOシステム100㎡当り(平地・2株/㎡)
名 称 | 規 格 | 単位 | 数量 | 適 用 |
BOSOマット | 幅1.1m×長さ30m、植栽穴2株/㎡ | m | 110 | |
BOSOキャップ | PE樹脂製、9cmポット苗用 | 個 | 200 | |
BOSOアンカー | L=200mm | 本 | 341 | |
接着剤 | 575F | kg | 2.0 | 縁石部(外周部) |
肥料 | ウッドエース4号 | 個 | 200 | |
苗(例:ヒメイワダレソウ) | 9cmポット | 株 | 200 |
◯BOSOマット 物性
項目 | 単位 | 物性値 | 試験法 | |
重量 | g/㎡ | 270 | JIS L 1096 | |
厚さ | mm | 1.2 | JIS L 1096 | |
引張強度 | たて | N/5cm | 708 | JIS L 1096 準拠 |
よこ | N/5cm | 911 | ||
伸び率 | たて | % | 10.5 | JIS L 1096 準拠 |
よこ | % | 10.5 | ||
遮光率 | % | 99.88 | JIS L 1055 準拠 |
◯耐候性
ポリプロピレンには耐UV機能を持たせており、促進暴露試験の結果、1500時間照射後(3〜4年間のUV量に匹敵)にも、照射前の80%以上の強度が保持されていることを確認しています。
効果
自社試験農場において、雑草抑制効果の検証実験を行いました。
実験の結果、次の効果を確認しました。
①従来工法に比べ、雑草の侵入を抑制する機能が高い。
②雑草による被圧を回避し、導入植物の良好な生育を期待できる。
※詳細は学会発表報告文を参照
植栽植物
植栽植物は施工地域での実績や環境等を考慮し、適切なものを選定して下さい。
以下にグランドカバープランツとして植栽事例の多い植物を示します。
なお、植栽密度は1㎡当たり4株が標準となります。